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両国橋

関連報

第2巻第12号]両国の鉄道橋
東京府]鉄道省で目下設計中。幅6間長100間工費60万円。(隅田川橋梁)
第5巻第10号]両国仮橋
東京府第5巻第8号報の両国橋工事に先立ち、仮橋を架設することに。工費11万2000円。長96間667、幅8間、工期100日。
第5巻第11号]隅田にかかる省線鉄橋の設計成る。
東京府]来年5月にかかる両国橋−お茶の水間の省線高架線工事の隅田川鉄道橋は、隅田川の六大橋を設計した鉄道省工学博士田中豊技師が設計中であったがこのたびでき上がり、橋の型を「スターブ・ボーチン」型に決定した。アーチは小さく水平の部分が主を占め「きっぱりした男性的な橋」。両国橋より26尺も高く、長さ600尺、幅30尺(複線)、橋脚2個、河上の風景を見ながら走れるようにアーチの線もごく少ない。工費は80万円見当で潜水函式によって行なう。(nagajis注:総武線隅田川橋梁)
第5巻第6号]隅田にモダン鉄道橋
東京府]両国お茶の水間の省線延長工事の手始めとして両国橋に平行し工費約80万円の鉄道橋を架設することに。設計は鉄道省官房研究所の田中技師。550尺の長橋をわずか1カ年で架設し短期架橋の世界的記録を作る覚悟であると。なお同橋には従来の橋材より5割方強靱な我が国最初のシンコルン鉄材が使用されるはずで、同鉄材はすでにドイツへ発注されている。
第5巻第8号]東京一になる名所両国橋
東京府]東京市の復興事業は今年度中に終了の予定だが、復興費に剰余が出来たので、堀切市長は此の処理法を協議した結果、震災被害が軽微だったため復興事業中に加えられなかった両国橋を掛けかえることに。すでに市議会承認を得、復興局の許可が降り次第着手する。今秋10月頃起工、昭和6年度竣工予定。工費140万円、現在の鉄骨アーチを廃し鉄筋コンクリート純日本式の欄干を付した言問橋式のもので、特に照明に意を用い、完成の上は江戸時代を偲ぶ帝都名物の一つになるだろう。なお同橋は幅員24m、永代橋より2m広い。
第6巻第12号]橋長増架費国庫で負担
東京府]東京市橋梁課が純ドイツ式を誇り総工費58万3880円80銭を投じて工事中の神田川お茶の水橋梁について。東京市内における橋梁架設において最初に見るドイツ式(橋脚脚桁すべて鉄材をもってする文字通りの鉄橋)で、明春3月の竣工期を控えて目下工事中だが、この橋の改築に当たり省線中央駅の敷地拡張にともなう橋長増加分の費用1万7490円(18尺分)は国庫負担に決定した。(第7巻第5号:橋本敬之「両国お茶の水間高架鉄道工事に就て」http//library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/gaho/kenchikukouji/07-05/07-05-1432.pdf)
第6巻第3号両国橋架替工事入札
東京府]東京市役所の施行になる両国橋架替工事は鉄筋コンクリート純日本式の欄干を有するもので、言問橋ににて、特に照明等にも新意匠を凝らし、江戸時代を偲ぶ帝都名橋の1たるものと称される(nagajis注:予定)幅員24mで永代橋より2mも広い。予算は140万円と称されていたが、1月30日入札の結果、下記のように発表された。

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