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正子重三

正子重三関連報

第1巻第1号]潜函曳航式(雪の隅田川に)
東京府]隅田川の永代橋の底に沈められる潜函の曳航記念式典、1月30日に挙行。長80尺幅20尺、高さ22尺。3外国人技師、正子技師、倉石、神保技手以下機械工10名、指揮モーターには森田橘技師、来賓船には直木長官、太田部長、田中課長、釘宮技師。(註:潜函工法(ケーソン工法)の採用は日本初)
第3巻第7号正子重三
復興局永代橋現場主任→新潟県道路技師、新潟市万代橋改築のケーソン工事を担任。(4月25日付)
第6巻第3号]大阪十三橋の架替工事着手
大阪府]昔から橋たもとのヤキ餅で名高い十三橋の架替工事はこのほど着手された。同橋は幅員11間長405間、橋脚18基のうち中央6基は潜函法による大工事で、我が国ケーソン工事の権威たる正子重三氏が総指揮格で工事をすすめることになっている。使用されるケーソンは幅22尺、長約88尺、高約15尺という大がかりなもの。河床下約100尺くらいまで沈下される予定。なおこの潜函工事に使用される諸機械は鉄道省と復興局にしかないので、それを借り入れて使用することになった由。
第6巻第4号正子重三
新潟県万代橋のニューマチックケーソン利用の架橋工事を終わり、本年1月より大阪府土木部の十三橋基礎工事潜函工事に従事することになり、大阪市東区半入町727に転居の由。
第6巻第12号]橋台工事着手の木曽川橋
愛知県][三重県]一号国道木曽・揖斐・長良川橋梁架設問題は十数年来の懸案であったが、昨年政府および三重愛知両県の建設意見が具体化し、総工費280万円内国庫支出210万円両県負担70万円で橋梁界の権威増田淳氏の設計完了とともに今夏起工式を挙げた。以来地質調査等の準備中であったが、おおよその準備が整い、帝都永代橋のケーソン工事にその手腕を謳われた正子重三技師がこのほど愛知県の嘱託に決定(nagajis注:正子技師は永代橋以降各地の橋梁のケーソン工事を指導している。第1巻第1号第3巻第7号第6巻第3号第6巻第4号参照)。該工事は木曽川を愛知県が、揖斐・長良川を三重県が施工するもので、この橋幅7間延長1110m、最新式のタイドアーチである。
第6巻第12号正子重三
大阪府の十三橋ケーソン工事を担当・完成した正子技師は今回三重県揖斐長良川架橋基礎工事に従事することとなり、10月中旬桑名町の同架橋事務所に赴任。

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