昭和18年4月(25巻4号)(地方通信)
http://library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/dokai/pdf/25-04-0091.pdf※目次ページが欠落しているためかindex.htmlからも漏れているが、記事自体は存在
- 北海道管内道路施設全面拡充
- 鉄鉱山道路の開削、腐朽橋梁の応急架替などに重点を置いた次年度予算が成立。地方費においては橋梁架替55個所(予算92万円)、指定府県道修繕12個所(6万4700円)、指定橋梁修繕9個所(2万6900円)。拓殖費においては道路橋梁その他指定工事44個所(予算180万円)。
- 福島県鮫川橋の起工式挙行
- @石城郡。鮫川の氾濫を防ぐ改修工事に1月21日着手、鮫川橋畔で起工式。総工費150万円、本年度から3カ年継続事業。
- 長野県県道橋梁の補強
- 18年時点で県下の橋梁数は2850橋あり、鉄橋・鉄筋コンクリート橋は約900。残りの1950橋は木橋で、荷重制限を行なっているもの479橋、中でも約80橋は本年度または明年度に架替・修繕を行なう予定。暫定的に「突っかえ棒」で補修したものもある。
- 高知県下足摺岬迂回線着工か
- 県道足摺線、伊佐、津呂、窪川間の敷設に来年4月から着手。昭和12年の支那事変勃発で一時中止になっていたもの。総工費26万円、半額は県費支弁、残額は清水町の起債を予定。
- 高知県下林道の竣工目前に迫る
- 幡多郡大正村森林組合が建設中の林道がまもなく完成。昨年9月着工、同村田野々橋から檮原川の西岸に沿って江師部落に至る3050m、工費4万4000円。
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